新型コロナウィルス抗体検査開始のお知らせ!
新型コロナウィルス抗体検査(IgM及びIgG)を6月8日より当院にて開始致しました。
現段階でわかっていること及び抗体検査を行う意義についてお話します。
新型コロナウイルスに感染した場合、症状が発現してから約1週間後にIgM抗体が、その後少し遅れてIgG抗体が長く陽性となります。
(Nandini Sethuramanら。Interepreting Diagnostic Tests for SARS-CoV-2.JAMA.Published online May6,2020.doi:10.1001/jama.2020.8259より引用)
したがって一般的に、抗体検査は新型コロナウイルス感染の既往があるか否かの判断に使用されます。
一方で、現在感染を起こしているか否かを知るためにはPCR検査が必要になります。しかしPCR検査は陽性率が50-70%と低く、さらに検査可能な病院が極めて限定されています。
そこで、まずは抗体検査をすることで、IgM抗体が陽性であれば新型コロナウイルス感染後間もない可能性もあると考え、クラスター発生予防のため出社や登校を控え自宅待機を促す
あるいは新型コロナウイルス感染特有の症状があれば,当院が登録している新型コロナ検査スポット(国立国際医療研究センター新型コロナPCRスポット)へ紹介するなどの対策が可能となります。
しかも、その後、既往と考える(もうすでに新型コロナウイルスにかかったと考えられる)IgG抗体が陽性となっていても、それだけでもう二度と再び新型コロナウイルスに感染しないとは言えないということもわかってきています(この辺が新型コロナウイルスのムヅカシイところですが、これは季節性インフルエンザでも同じことが言えます)。
また、鼻咽腔ぬぐい液や喀痰、唾液などを採取するPCR法と異なり、抗体検査は血液を指からわずか数マイクロ採取するだけで判定可能となるため、院内感染や周囲の人への感染リスクがほぼゼロとなります。
さらに、この抗体検査は感度及び特異度ともに90%以上と高値の為、信頼ができるものとなります。
ジャイアンツの選手が受けた検査はこの抗体検査になります。そして坂本選手は陽性反応が出たためPCR検査を受けたということになります。
(血液は指先からわずか10μℓとるだけ!)
(血液滴下後のキットに試薬をポトポト入れて・・・)
(10分で結果判明!)
但し、この検査は保険適応の認可がまだおりていないため、自費診療になり、価格は10000円(税別)です。
また、検査をお受けいただく際にはさらに詳細な承諾書をお渡し、御同意頂いた方に行います。
以上のことをご理解頂いたうえで、新型コロナウイルス抗体検査を御希望の方はまず御来院下さい。
ただし、熱のある方、咳のひどい方、味や匂いのわからない方、呼吸が苦しい方などは、受診前に必ず当院までお電話して下さい。
必要と判断した場合には、PCRスポットへのご紹介を致します。
よろしくお願いします。
山西クリニック